ベンチ前で “seed shower(ヒマワリの種シャワー)“を浴びせて祝福することで有名なドジャースのテオスカーヘルナンデス選手。
画像の引用元:ドジャース打線の“キーマン”大谷翔平とテオスカー・ヘルナンデスに「ある共通点」…敵地ロッカーも隣同士「僕たちが好きな野球を」
大谷選手と仲が良いことでも知られる陽気な彼は、今シーズンドジャースの主軸としてチームに大きく貢献したことで、間違いなくチームに欠かせない選手となりましたが、今オフFAとなるため彼の去就に注目が集まっています。
今回は、そんな彼の今シーズンの成績や来年の去就について解説していこうと思います!
ぜひ最後までご覧下さい!
テオスカーヘルナンデス選手の魅力
彼は、大谷選手と山本選手同様に今シーズンからドジャースへ加入した選手の1人です。
2024年にマリナーズからFAとなり、1年総額2350万ドル(約36億円)で契約を結びドジャースへ加入しました。
人柄について
人柄はとても陽気な選手で、チームのムードメーカー的存在と言えるでしょう。
なんといっても、メンバーがホームランを打った際のセレブレーションとしてひまわりの種を投げる姿が印象的で、このセレブレーションの発案者でもあります。
以前から大谷選手とは仲がよかったようで、大谷選手からデッドボールを受けた際も痛みを堪えながら「気にするなよ」と笑顔でジェスチャーする姿も見られており、怒りは表に出さないスポーツマンシップのある本当に紳士的な選手です。
また、今シーズンの成績がそのまま今オフの契約に直結するという結果を残すしかないプレッシャーのかかるシーズンにも関わらず、ここまで素晴らしい成績を残せたことは、彼のプロフェッショナルな人物であることを物語っていると思います。
彼自身MLBを代表する選手であり、2024年時点で32歳とキャリアを積んできている選手ですが、それでもなお周りの選手に敬意を払う人格者であることも、これまで結果を残せてきた要因の一つではないでしょうか。
実力について
実力についても、間違いなく今シーズンのテオスカー選手はドジャースになくてはならない選手の1人でした。
彼の前には常にMVPトリオが目立っていたこともありますが、MVPトリオに引けを取らない存在感だったと思います。
また、2024年のMLBオールスターのホームランダービーでは優勝という結果を残し、さらに今シーズンのホームラン数は自身キャリアトップの33本を放ちました!
画像の引用元:1億6000万円ゲット!大谷同僚T・ヘルナンデスがホームランダービーV MLBオールスター
彼は一年を通して3番〜5番を任されていましたが、なんといっても勝負強さが何度もチームを救いました。
ここぞという場面でホームランや長打を放つ姿が印象的で、単なる長打が打てる選手ではなく「勝負強いバッター」という印象が大きい選手です。
2024年の成績
- 出場試合数:154
- 打率:.272
- 本塁打:33
- 打点:99
- OPS:.840
ドジャースとの契約延長の可能性は?
これほどの結果を残したテオスカー選手ですから、ドジャースは間違いなくチームに残って欲しいと最大限の努力をするはずです!
また、テオスカー選手自身も幾度となくドジャースに残りたい意思をコメントしており、あとは双方が合意できる条件に達するのかというところが契約延長の鍵になりそうです!
また、シーズン終了後には以下のように発言されています。
「ドジャースが最優先。来年またこのチームでプレーするために、できることはすべてやるつもり。ただ、自分の手で決められることではない。私がどうこうできる状況ではないが、もし可能ならドジャースを選ぶ」
引用:【MLB】「ドジャースが最優先」FAのテオスカー・ヘルナンデス、再契約希望も……「自分の手で決められることではない」と別れを覚悟か
このことからも、本人はドジャースへ残留の意思が強そうですが、やはり球団側の提示する契約内容次第で結果が決まるのでしょう。
また、テオスカー選手は既に32歳ということもあり、年齢からもそれほどの大型の長期契約は期待できないため、3年の延長契約がドジャースの提示できる妥当な契約ではないかと米メディアは予想しています。
個人的には、いけるところまでドジャースの一員として大谷選手を含めMVPトリオと共にワールドシリーズ連覇に向けて来シーズンも一緒に戦って欲しいと心から願っています。
ワールドシリーズパレードでは涙を流しながら感謝のスピーチを行うほど、チームへの愛着があるようで、これほど献身的にチームを想い、尽くしてくれるスター選手は限られていますので、契約を延長してこれからのドジャースを引っ張っていって欲しいとも思います!
画像の引用元:T・ヘルナンデスが優勝セレモニーで見せた涙「みんなが夢を叶えてくれた」感謝の思いとドジャース“残留”の可能性は?
いずれにせよ、現状はドジャースの提示される契約内容を待つしかないと思いますので、今後続報が発表され次第、こちらの記事でも報告させていただきます!
2024年11月5日の最新情報!QO拒否の可能性が高い…?
米スポーツ局ESPNの情報によると、ドジャースはテオスカーヘルナンデス選手に対し、クオリファイング・オファー(QO)を提示したそうです!
クオリファイング・オファー(QO)とは、今季終了後にFAとなる選手に対して、所属球団から優先的に翌年1年の契約をオファーできる制度のことで、選手は10日以内にQOを受け入れるか否かを球団に伝える必要があるようです。
そして気になる契約内容は、1年2105万ドル(約33億円)での再契約という内容だそうです。
今季テオスカー選手は、1年2350万ドル(当時34億円)でドジャースへ加入し、誰もが認める活躍を果たしたにも関わらず、約1億円の年俸ダウンとなると、この内容を拒否することは確実となるでしょう。
そのため、ドジャースはさらに魅力的な条件が提示できない限り、テオスカー選手との再契約の道はなさそうです。
とりあえずは、10日以内にテオスカー選手がこの契約をどう捉えたのか、その声明を待つしかなさそうです。
ドジャースの選手に関するその他FAに関する情報
その他ドジャースの選手に関するFA情報は以下の記事にまとめていますので、もしよければこちらもご覧ください!
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